山本安志法律事務所 − 事務所ニュース |
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11号(2005年11月発行) |
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巻頭言 ◆ 弁護士 山本安志最近、ホームページを見て相談したいとの相談予約が大変多くなってきています。相談内容も、離婚、相続、交通事故など、当事務所で取扱っている事件が大半ですが、これ以外にもさまざまな分野の相談も増えてきています。当事務所の姿勢を、積極的にアピールした結果と受け止め、今後も、引き続き、情報発信に努めたいと考えております。 <特集> 裁判所までひとっ跳び:弁護士に依頼した事件どうなるの?個人再生事件 第14回日弁連業革シンポ報告 − 弁護士 山本安志今年10月金沢市で行われた日本弁護士連合会の業務改革シンポジウムで、「法律事務所のマーケティング」について報告しました。 2008年には、弁護士人口が現在の2.5倍、5万人の弁護士大増員時代となります。弁護士が増加すれば、皆さんがもっと弁護士に気安く相談できるようになると同時に、弁護士も、より顧客重視の姿勢に変わってきます。そこで、法律事務所が、より顧客満足度を高める方法としてマーケティング手法を取り入れることを、マーケティング専門会社船井総合研究所の報告と私の事務所の実践例報告を踏まえ、参加した弁護士に提唱しました。法律事務所の特徴をホームページ等で的確に広報し、問い合わせがあったら直ちに相談に応じ(スケジュールの共有)、方針及び費用(定額制)を明確に説明し、事件を受任した場合は弁護士と事務局のチームを組み、役割分担して事件を早く進行させるなどの方法を具体的に報告しました。参加した弁護士から具体的で大変おもしろかったとの感想をいただきました。当事務所は、これまでも前記実践例のとおり工夫を重ねてきましたが、これら取り組みが、マーケティングの理論にも適合していたことが確認でき、さらにマーケティング理論と実践方法を参考に、これからも顧客満足度を高められるよう努力をしていきます。 面接交渉について − 弁護士 新井聡子子どものいる夫婦が離婚または別居をした場合、離れて暮らす親と子どもとの面接交渉が問題になります。しかし、夫婦間に何らかの問題が生じて関係が悪化したから離婚に至っているわけですから、子どもと暮らしている親は子どもに他方の親と会わせたくないと思っていることが多いのもうなずけます。 先日、この面接交渉について尽力している専門家による研修に参加しました。子どもはたとえゼロ歳児であっても両親の紛争に気づいて不安になる、自分のせいで離婚するのではないかと思っている、だから、その不安を払拭し、別れても親は変わりなく自分を愛してくれているという安心感が必要であり、そのための面接交渉である。子どもが会いたくないと言っていても、それは同居している親を気遣っての発言であることも多く、大人が子どもから結論だけを聞きだそうとしてはならないとのことでした。 小さな旅・伊豆編 − 弁護士 佐野高王遅めの夏休み,サーフボードを車に積んで小さな旅に出た。学生のころは海外の波にも挑んだが,最近は諸々の事情によりそう遠くへは行けない。それでもせっかくの休みなので,普段は行かない伊豆・下田へ向かった。 ふらっと行った旅先で良い波に出会うことは難しい。しかし,いつもとは違うロケーション(白い砂に透明度の高い水!)で,地元のサーファーに混じって波に乗るのは何とも新鮮な喜びがある。重力から解放されるその瞬間,日頃の仕事の悩みや重圧からも100パーセント自由になれる。 次の日,少し大きくなった波をまた満喫して,若干観光と買い物をすれば,早くも帰り道。短い旅ではあるが,気力充電には十分である。天城峠を越えて,東名高速道路を家へ向かって走る車の中では,早くも次の旅先を探している。 モーツァルトの音楽 − 弁護士 八木美紀子最近、クラシック界ではモーツァルトのCDがよく売れているそうです。その理由は、モーツァルトが作曲した曲には、癒しの効果があるといわれているからのようです。先日、たまたま見たあるテレビ番組で、自分の好きな曲を聴いたときとモーツァルトの曲を聴いたときで、どちらが早く運動後の心拍数を通常の数値に戻すことができるかという実験を行っていました。その実験でもモーツァルトの曲を聴いたときの方がかなり早く心拍数が通常の数値に戻っていたので、それなりの根拠があるようです。 ということで、最近、私も寝る前に部屋の明かりを少し落としてモーツァルトのCDをしばらく聴いてからベッドに入ることにしています。確かに寝付きが良くなったし、眠りが深くなったのか、睡眠時間がとれないときでも比較的快適に目覚められるようになった気がします。 ストレスの多い現代社会ですので、皆さんも試してみたらいかがでしょうか。 「クレサラ相談」 − 弁護士 大澤晶子4月から弁護士会のクレサラ相談の要員に1年目の弁護士も組み入れられている。予約で内容が事前に把握できる事務所相談とは違い,弁護士会のクレサラ相談はまったくぶっつけ本番。中には,「クレサラ相談」の範疇なのか微妙とも思われる相談もある。 さて,相談は,債務の額,債権者,借入れ原因,生活状況などの聴取からはじまるが,以前扱った事件と似ているなぁと思っても,まったく同じ処理があてはまるわけではない。 弁護士の報酬について − 弁護士 船津大介 一般的に「弁護士の報酬は高い」というイメージでしょうか。 例えば,弁護士が受任しても結果が変わらず,特に依頼者にメリットがないと思われる事件の場合,きちんとその旨を説明して,最善の方法をアドバイスすることに留めます。依頼者に無駄な弁護士費用を支払わせないためです。反対に,難しい相手との交渉など,弁護士が絶対に必要と思われる事件については,利益の面で割に合わないことが分かっていながら,受任することがあります。ほとんどボランティア同然の事件でも熱心に仕事をされている弁護士をみることも多々あります。 「清貧」を旨としているつもりはないですが,儲からなくても,実直に仕事をするということは,やはり気分が良いものです。 <お題> 冬を感じるものラグビー観戦 − 事務局 T ちょっと昔、秋冬の我が家のテレビには、ラグビーの試合しか映りませんでした。ラグビーファンの弟に、テレビを占領されていたからです。他の選択肢を与えられなかった私は、当然のようにラグビーファンになりました。そして、「ジャパン」と訊くと、ラグビー日本代表を真っ先に思い浮かべる脳になってしまいました。 富士山パート2 − 事務局 H 富士山というと“冠雪”のイメージをもっている方も多いのではないでしょうか?もしも私が富士山の絵を描くとしたら、山の半分くらいまで雪をかぶった富士山を描くでしょう。夏よりも堂々とした感じの冠雪した富士山を通勤途中に眺められる頃になると、私は冬の訪れを感じます。 白い世界 − 事務局 AM 冬といえば雪。横浜では年に数回しか見られませんが、私は毎年スノーボードに行っていることもあり、雪を身近に感じます。 石油ストーブ − 事務局 YK 昔は家の中に居ても寒かった。今はスイッチ押すだけで暖かい風が出てきてくれる。 寒い所でするシュポシュポなつかしいわぁ…… 空の発見 - 事務局AC 私の生まれ育った街は、高村智恵子に「東京に空が無い」と言わせたゼームス坂病院から池上本門寺へと延びる通りの中程にあります。ここは、かつては宇野千代や室生犀星らが夜ごとサロンを開いたという別荘地であり、後の高度成長期には京浜工業地帯と呼ばれ、いまや悪名高い環七雲に上空を覆われた地域でもあります。 冬の女王 - 事務局K エンヤの音楽には、聞けばいつでも冬の空気を感じさせてくれる不思議な力があると私は思います。アイルランドの伝統音楽にクラシックの要素を加えたというメロディーは、冬の深く透明な空気を。彼女の歌声は、生き物が厳しい寒さを乗り越える力強さや、それを取り巻く自然の包容力を。目を閉じると、山や街が雪に覆われ、その中を白い息を吐きながら歩く人がいる世界が見える気がするのです。 グランマ・モーゼスの絵 - 事務局YN 中学生の頃、英語の教科書で初めてグランマ・モーゼスの絵を見た。クリスマスの夜、子供たちが枕元にくつ下をさげてベッドに入ってはしゃいでいる色彩豊かな絵で、英語の授業なのに絵の方に心惹かれ、眺めていた気がする。そしてそれ以来冬になるとその絵を思い出す。 今年7月から9月までお世話になりました − 修習生H 弁護修習とは、司法試験に合格した後行われる司法修習という研修のうち、実際に法律事務所に配属されて行う研修のことです。 事件管理システム構築中 − システムアドバイザー兼プログラマー 瀧口郁子 4月より山本法律事務所さんにて、「事件管理システム」の開発を行っています。 |
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