山本安志法律事務所 − 事務所ニュース |
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5号(2002年10月発行) |
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巻頭言 ◆ 弁護士 山本安志今年10月から井上先生が独立しました。新たに弁護士2名が加入し、当事務所も弁護士5人の法律事務所なりました。そこで、これからは法律事務所の質の向上を図りたいと考えています。法律問題で悩まれている方が、気軽に相談でき、主な分野で専門性豊かな相談と、しかも人間味あふれる相談が、いつも受けられるような法律事務所となるよう努力していきたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。 <特集> 裁判所までひとっ跳び:弁護士に依頼した事件どうなるの?交通事故Q&A 独立のご挨拶 − 弁護士 井上 泰 この度、弁護士登録から5年半の間、お世話になった山本安志法律事務所を退所し、独立する運びとなりました。 この5年半の貴重な経験を生かし、新しい事務所でさらなる自分探しの旅に出ることになりました。新事務所は、弁護士会の委員会や横弁サッカー部の活動等で意気投合した栗山博史弁護士とともに「大さん橋通り法律事務所」として開設します。 また、山本安志法律事務所に負けないようなアットホームな事務所になるよう努力していく所存です。 大さん橋通り法律事務所 横浜市中区山下町252番地 グランベル横浜ビル10F ご挨拶と近況 − 弁護士 山本安志当事務所で、五年半に亘って中心的に活動してきた井上泰弁護士が、友人の弁護士と、大さん橋通り法律事務所を開設されました。井上弁護士が当事務所に入所したときは、いわゆるボス弁とイソ弁の二人の事務所でしたが、その後弁護士も増え、今年一〇月には弁護士五人の法律事務所になりました。これは、一重に井上弁護士が兄弁として、事務所をまとめてくれたものと感謝しております。今後とも、井上弁護士とも連携を取っていきたいと考えておりますので、当事務所ともどもよろしくお願い致します。 井上弁護士と入れ替わりに、新進気鋭の佐野高王弁護士と八木美紀子弁護士が当事務所に加入します。佐野弁護士は、横須賀出身で、サーフィンや英語の得意な朴訥な好青年です。八木弁護士は、横浜出身で、筝や料理の他にスキーもこなし、おしとやかな中に活動性をあわせた女性です。ともに早稲田大学を卒業し、幅広い弁護士活動をしたいと意気に燃えていますので、皆様のご指導ご鞭撻をよろしくお願い致します。 当事務所は、弁護士5人がそれぞれの個性を発揮できる活発な法律事務所を目指しており、これからは、各弁護士が違った得意・専門分野を持ちたいと考えております。そのため、各弁護士が専門性を持つよう各分野で勉強していき、しかも弁護士全体では、どのような事件でも対処できる体制を創りたいと考えております。また法律相談の拡充にも取り組み、市民のニーズに真摯に応えられる事務所になりたいと考えています。 最後に、私の近況として、1番したの息子も大学に入学し、手がかからなくなったので、昨年から趣味として写真に取り組んでいます。事務所ニュースやホームページに自分で撮った写真を臆面もなく掲載しています。なかなか、自分で思ったような写真になりませんが、日々発見の連続でワクワクドキドキ、大変楽しく過ごしております。 小規模管財手続きについて − 弁護士 新井聡子今年の1月から横浜地裁の本庁でも,小規模管財手続が始まりました。小規模管財手続とは,ごくごく簡単に言うと,破産財団が小規模で配当予定がなく,3ヶ月ほどで管財業務が終了する事件を対象にした破産管財手続のことです。通常の破産管財事件では,個人の場合でも最低50万円,法人の場合は数百万円の予納金が必要でした。この予納金が小規模管財手続では,20万円とされました。 これにより,これまでは予納金が準備できないために法的手続をとることなく放置されてきた会社を,きちんと法的に整理することができるようになりました。 また,個人の場合も,免責不許可事由が疑われるケースにおいて,これまでは債務の一部を支払って裁量免責を得ていましたが,小規模管財手続では,管財人の管財業務に協力して,情報の配当をすることによって,裁量免責を得られる道も開かれました。 このように,小規模管財手続は,通常の破産管財手続と同時廃止手続(管財人が千人されない破産事件)との中間的な制度として利用価値が高いと思われますので,ご紹介しました。 3年目の雑感 − 弁護士 徳田 暁私自身,多感な少年時代を過ごしたためか,私は,少年事件を受けるとき,不思議な思い入れを感じます。 先日,初めて付添人活動をした少年が,少年院から退院しました。強盗致傷の他,多数の事件を起こしたその少年は,私との最初の面会で,とても雄弁に更生意欲を話していました。その少年は,幼少の頃から,他の少年からいじめられることが多かったため,自分の存在感を周りに示したいという思いで,誤った方向に背伸びをしてしまい,一連の事件を起こしていました。私は,そのような少年に対して,暴力で相手を屈服させることが本当の強さなのかを問い,そのような大きなパワーを持っているのだから,それを,自分の(まだ,見えないけれども…)将来の夢や大切な人に注ぐよう言いました。そうすれば,いつか,周りの人も認めてくれると。その少年は素直に私の話を聞いてくれ,私も,なんとか少年院を回避できないかと考えました。結局,その少年は,長期の少年院送致になりましたが,退院した,今,その少年は大きく成長しています。自動車工場に就職した彼は,とても生き生きとしています。 退院前,その少年から受け取った手紙に,「自分は,徳田さんのことを,信じたいと思っても,心のどこかで,弁護士で,仕事のためにやっているのだと思ってしまう。」ということが書いてありました。その少年と信頼関係を築けていると思っていた私は,その言葉に「はっと」させられました。もしかしたら,少年の更生に対して,弁護士ができることには限界があるのかもしれません。ただ,これは,私の考えに過ぎませんが,せめて,少年の心の中に,今でなくても,将来,花を咲かせる種を巻くような活動をしたい。そして,私を頼りにしてくれる少年に対してだけでも,弁護士という殻をとりはらって,長い目でその更生を見守ってあげたいと思うのです。 話は変わりますが,かつて,私の親しかった友人から,教え子が暴力団から勧誘されているという悩みを聞いたことがあります。その後,その少年は,学校内で大きな事件を起こしてしまいました。そして,先ほどの少年も,事件当時は,暴力団との関係がありました。 私は,現在,弁護士会の会務としては,民事介入暴力対策委員会や高齢者・障害者の委員会に,積極的に,参加させてもらっており,少年事件には,それほど,多く関わっているわけではありません。ただ,将来,このような民暴と少年の狭間の領域についても考えてみたいです。 <お題> スポーツの秋もう1つのW杯 − 事務局 T 生来、あまり運動神経の発達していない身の上に加え、病弱な幼少期を送ってきた私にとって、スポーツをするという行為は、正に憧憬でした。とはいえ、性格はいたって体育会系な私ですから、憧れを、憧れのままにしておくはずはありません。 来年は、ラグビーW杯が開催されます。 体験乗馬 − 事務局 H 先日,友人と御殿場で体験乗馬をしてきました。行きの車中では,「白い馬だといいねぇ!」などと話をしていました。 ワールドカップ − 事務局 AMワールドカップが終わり早3ヶ月。 体育祭が楽しみ − 事務局 YK私には、現在中学3年生になる息子がいます。毎年秋には体育祭が行われます。 |
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